空き施設を活用して、しいたけ栽培。高齢者に地域の仕事を
北設楽福祉支援センターでは、地域内にある空き施設を活用し、菌床しいたけの栽培を行っています。
高齢化率が50%近い東栄町では、年齢を重ねてもいきいきと過ごしていくために高齢者の方を担い手として雇用し、より豊かな暮らしを目指してもらう支援が必要となっています。そこで、本NPO法人では、室内で育てる菌床しいたけを栽培することで、1週間に1度のサイクルで収穫の仕事を作っています。そうすることで、季節労働などになってしまいがちな高齢者に対し、季節に左右されない仕事を生んでいます。
また、収穫したしいたけは、乾燥させるなど付加価値を付けて販売をすることで、働く高齢者の方のやりがいを作るだけでなく、自ら収益を上げていくことにも取り組んでいます。
収穫されるしいたけ
〇販売商品
「あおたぎくんのしいたけ」
生食、乾燥ともに販売を行っています。
<販売場所>
・とうえい温泉
・とうえい温泉ふれあい交流館
・こんたく長篠
・JA愛知東東栄直売所
こだわりの菌床と適切な室内状況の管理によって、肉厚で香りのよいしいたけを収穫することができます。近年では、根強いファンも生まれており生産能力をどんどんと高めて栽培を行っているそうです。
また、しいたけだけでなくドライトマトやしいたけ茶などを手掛け、その活動は幅広く広がっています。
地域に寄り添う支援サービスを
さらに、北設楽福祉支援センターでは、ひとり住まいの高齢者や買い物・通院の困難者向けに各種サービスを展開しています。
①配食サービス
調理が不自由な高齢者等のためにお弁当の調理・配達を実施しています。配食用小型電気自動車『みずほ号*』が令和3年9月に寄贈されたことにより、細い道が多い東栄町でも効率的に訪問できるようになりました。
*公益財団法人みずほ教育福祉財団は、第19回「配食用小型電気自動車『みずほ号』寄贈事業」(令和3年度)として、配食事業を行っている全国の団体に対し、寄贈されたものです。
②買い物支援
高齢化が進み、自ら運転することが難しくなった高齢者の方の買い物支援(利用料1時間あたり500円~)をしています。
③見守り、安否確認
町内の独居高齢者を中心に任意で見守りや安否確認を行うサービスも実施しています。
高齢化の進む北設楽郡で、自らの力で課題解決に乗り出しているNPO法人北設楽福祉支援センターの皆さん。これからも、地域に根差して支援サービスを目指して活動されるそうです。
くらしの困りごと、課題など。一人で抱え込まず、ぜひ気軽に相談してみてください。
スポット詳細
住所 | 〒449-0211 愛知県北設楽郡東栄町大字中設楽字下貝津8 |
定休日 | 土、日、祝日 |
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電話番号 | 0536-76-0087 |